『出会って5秒でバトル 20巻』の感想(ネタバレあり)

「出会って5秒でバトル 20巻」を読みましたので、感想を書きたいと思います。
ネタバレありで書いていきます。
物語は、アキラが生まれたシーンから始まります。
典型的な幸せな家族という感じですが、ここから何が起きるのでしょうか。
アキラがユーリに当時起きたことを話始めます。
母親の晶は、家庭裁判所の調査員?の仕事をしていたようです。
共働きの両親で、息子のアキラは中々寂しい思いをしていました。
アキラが風邪を引いた日。晶は仕事を休んで一緒に居てくれました。
そんな中、急用の仕事が入ってしまい、出かけないといけなくなります。
出かけようとする母に、寂しかったアキラはアイスを食べたいとついワガママを言ってしまいます。
急いで買って来て、それから仕事に行くという母親。しかし、買い物の道中で事故に会い、そのまま帰らぬ人となりました。
第三視点から見ると、アキラは全く悪くありません。
しかし、アキラは自分が悪いと思っていますし、父親の燈夜はまたそのように思っているようです。
母のように死なないでくれと言うアキラにユーリは条件を出します。
それは、父親を殺しちゃダメだと。
家族の間で殺し合うほど悲しいことはありません。
アキラは、その条件を飲みます。
アキラと燈夜が電話で会話し、決戦の場所と日時を決定します。
感情的に言い合っているように見せかけて、お互い冷静に相手の会話を誘導し、望む結果を得たようです。(何なんだこの親子)
殺人鬼疎と彼に捕らえられた香椎が話をしています。
疎は、尊敬できる人の血を飲むことで、自分の心の穴を埋められると考えているようです。
香椎が「尊敬できる人」なのか。
それを確認するために、香椎の過去について、疎が推理しています。
香椎の過去も気になるところですね。
真のヒロイン、林檎がついに目覚めました。アキラが林檎が寝ている間に起きたことを誤魔化さずに話します。
悲しむ林檎。しかし、自分も戦うと言います。
止めるアキラ。しかし、別の事を任せたいと言います。
アキラには、何か秘策があるようです。
決戦当日。
戦いのため、アキラと燈夜が晶の墓前で会います。
「私もアキラを許すことができない」と話す燈夜。
しかし、この発言の部分だけ、何故か強調表現が入っています。
燈夜には何か裏の考えがあるのかもしれません。
アキラが母親について燈夜に謝ります。
そして、「お互いに孤独だったが、自分は味方からも敵からもすべて受け継いできた。今は孤独じゃない」と言います。
それに対し、晶がいない世界なら独りでいいと思う燈夜。
晶を生き返すことができるなら、息子でも犠牲にできると。
そして、戦いが始まります。
分断されたアキラ達。
アキラには、プログラムで生き残った残り3人の相手が襲いかかります。
すり抜け能力を発動し、一人目を倒すアキラ。
仲間がいない中、どうやって望む能力を発動したのか。
さらに拳銃を能力で出します。
しかし、今巻の話はここまでになりました。
ついにアキラの母親に何があったのが明かされました。
しかし、晶と魅音の関係。プログラムの目的等、明かされていない謎は多くあります。
どうなるのか、次巻が楽しみです。