『呪術廻戦 20巻』の感想(ネタバレあり)

「呪術廻戦 20巻」を読みましたので、感想を書きたいと思います。
ネタバレありの感想になります。
影に取り込んでしまった車3台分の重さに耐える伏黒。
一方で満象の重さに耐えるレジィ。
どちらもいつ潰れてもおかしくない状態になっています。
レジィは術を解いて伏黒の影に入ることを考えますが、影の中がどうなっているのかが分からないため却下します。
状況を崩すため、”とっておき”を発動しようとしますが、象の重さに耐えられず影に沈みます。
案の定、影の中は酸素や重力が無い状態。
このまま沈むと思われましたが、「命令」せず影に沈めていた車に「命令」を与えることで再浮上します。
そして”とっておき”を発動。
”とっておき”は、2階建ての木造住宅を出すことでした。
さすがに家を影に取り込んだら、伏黒は潰れてしまいます。
ピンチの伏黒。どうするのか。
次の瞬間、レジィが水に沈みます。
体育館の地下にあった温水プールに沈んだ模様。
伏黒が領域を解き、木造住宅によって体育館の床が破壊された結果です。
水に濡れてしまって、レシートの「再契象」ができなくなったレジィ。
大技を使い、疲弊している伏黒。
後は「シンプルなど付き合い」の対決です。
結果は、伏黒の勝利。玉犬でレジィを奇襲し、決着を付けました。
最初にレジィにやられた玉犬ですが、やられたフリをして最後まで隠していました。
伏黒がレジィから点を貰い受けます。
「オマエは運命に翻弄され、道化となって死んでくれよ」と言い残し、レジィが死にます。
裏切った麗美を玉犬で殺そうとする伏黒。
しかし、最後は許し、麗美を逃します。
その後、レジィの戦いのダメージもあり、倒れてしまいます。
そこに来栖華(天使の姿をしている)が降り立ちます。
何か目的があるのでしょうか。
一方の仙台結界。4つの勢力で拮抗しています。
-ドルゥヴ・ラクダワラ
-石流 龍
-烏鷺 亨子
-黒沐死
乙骨がその一角である「ドルゥヴ・ラクダワラ」を倒します。
一般市民とともに行動し、結界から脱出しようとしています。
そんな中、ゴキブリの大群に襲われます。
圧倒的な呪力で撃退する乙骨。
特級呪霊「黒沐死」と対峙します。
死滅回遊を収拾するためには4つのルールの追加が必要と乙骨は考えています。
五条に友人である夏油をもう一度殺させないためにも、一人で400点を取ることを強く決意しています。
黒沐死と戦いを始める乙骨。
反転術式を使えることを他の人に知られたくないため、使わずに通そうとしますが、苦戦します。
反転術式を使って自身を回復しつつ、相手に「マウストゥマウス」で術式を打ち込んで倒します。
黒沐死を倒したもの束の間。次は鳥鷺に襲われます。
鳥鷺は空間を面で捉える術式が使えるようです。
「術式を開示」し、何かを誘っています。
鳥鷺に戦う理由を問いかける乙骨。
自分のために千年越しに生き返ってまで戦う理由が分からないと言います。
それが鳥鷺の逆鱗に触れます。
「オマエ、藤原の人間か」と言い、乙骨に怒りを向けます。
ちなみに乙骨は菅原の一族なので、藤原の一族では無いはずです。
おそらく鳥鷺が誤解しているだけだと思います。
そこに突然遅いかかる石流。
強力な呪力砲を撃ち、二人に攻撃します。
3人の乱闘が始まります。
苦戦する乙骨。
奥の手である「リカ」を使うことにします。
リカと接続している間は術式を使えるようになります。
狗巻の呪言を使い、烏鷺の動きを止め、攻撃を仕掛けます。
リカと共に二人と戦う乙骨。
リカが石流に吹き飛ばされます。
リカが遠くにいるうちに乙骨と烏鷺に接近する石流。
3人それぞれ領域展開を発動します。
領域にリカを入れないようにし、その間に乙骨との決着を付ける腹積もりのようです。
そこで乱入する黒沐死。
黒沐死は死にましたが、単為生殖で産んでいた子供が再び黒沐死になって襲いかかってきました。
想定外の乱入者によって崩壊する領域。
乙骨が一瞬のスキに烏鷺を黒沐死の元に蹴り飛ばします。
領域展開の影響で術式を発動できない烏鷺。
黒沐死によって片腕を持っていかれます。
更に石流の呪力砲を受け、完全にダウンします。
そして、同じく呪力砲のダメージを負った黒沐死も乙骨によって消し飛ばされます。
ついに一対一になった乙骨と石流。
呪力砲のぶつかり合いでお互い勝負します。
ぶつかり合いは石流の勝利。
しかし、その後の術式勝負で最後は乙骨が勝利します。
今まで対等な勝負をすることが出来ず、飢えていた石流。
乙骨と限界を超えた勝負し、最後は自分を満たすことができました。
本巻はここで終わります。
相変わらず戦いが面白いです。
常に駆け引きがあり、楽しで読むことができました。
また、成長した乙骨のガチ勝負が見れたのも良かったです。
石流は良いキャラクターをしていましたが、本巻で登場がほぼ終わりそうなのは残念です。
次巻を楽しみに待ちます。